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2025.11.11

SFTS(重症熱性血小板減少症候群)ってどんな病気?

今回は、最近ニュースでも話題になっている SFTS(重症熱性血小板減少症候群)」 という病気について、

飼い主さんにぜひ知っておいてほしいことをまとめました。

 

SFTSってどんな病気?

SFTSは、ウイルスによる感染症で、主に「マダニに咬まれる」ことで感染します。

人にも感染する病気で、場合によっては重症化し、命に関わることもあります。

また、近年では犬や猫がSFTSウイルスを保有しており、動物から人にうつったと考えられる事例も報告されています。

※2025年6月、福岡県内の医療機関でSFTSと診断された患者が確認されています。

 

◎ペットが感染した場合の症状

犬や猫がSFTSウイルスに感染すると、以下のような症状が出ることがあります。

  • 元気がない
  • 食欲不振
  • 発熱
  • 嘔吐や下痢
  • けいれんや出血症状(重症例)

症状が進むと、短期間で重篤な状態になることもあります。

 

◎人への感染について

マダニが媒介する“SFTS”とは? 関東での広がりとマダニ予防の重要性 – 湘南ルアナ動物病院

  • マダニに直接咬まれる
  • SFTSウイルスに感染した動物の体液や血液に触れる
といったことで感染する可能性があります。

特に、具合が悪い犬や猫の 口の中に手を入れる、吐しゃ物や血液に素手で触れる などは注意が必要です。

 

秋・冬もマダニに注意!

「マダニって春や夏のものじゃないの?」と思われがちですが、マダニは秋でも活発に活動しています。

気温が15℃以上ある間は、まだまだ油断はできません。最近の暖冬傾向により、真冬でも活動するマダニが観察されています。

 

 

◎飼い主さんにできる予防ポイント

  1. ペットにマダニ予防薬を続けましょう
 → 通年予防が基本です!→病院で購入(スポット剤や錠剤)
  2. 散歩や外遊びの後は体をチェック
→ 特に耳の裏・首回り・足のつけ根など→見つけても無理に取らずに病院に連絡
  3. 具合が悪そうな時は早めに病院へ
 → 無理に口を開けたり、体液に素手で触れないように
  4. 野生動物や野良動物との接触は避ける

 

最後に

SFTSはまだまだ新しい感染症で、正しく知っておくことがとても大切です。

予防薬は確実な効果と安全な使用のために、必ず動物病院でのご購入・ご使用ください。

「マダニ=虫さされ」ではなく人もペットも命に関わる感染症を媒介することがある、という意識を持ちましょう。

ご質問・ご不安なことがあれば、いつでも病院にご相談くださいね!