今回は、最近ニュースでも話題になっている 「SFTS(重症熱性血小板減少症候群)」 という病気について、
飼い主さんにぜひ知っておいてほしいことをまとめました。
◎ SFTSってどんな病気?
SFTSは、ウイルスによる感染症で、主に「マダニに咬まれる」ことで感染します。
人にも感染する病気で、場合によっては重症化し、命に関わることもあります。
また、近年では犬や猫がSFTSウイルスを保有しており、動物から人にうつったと考えられる事例も報告されています。
※2025年6月、福岡県内の医療機関でSFTSと診断された患者が確認されています。

◎ペットが感染した場合の症状
犬や猫がSFTSウイルスに感染すると、以下のような症状が出ることがあります。
- 元気がない
- 食欲不振
- 発熱
- 嘔吐や下痢
- けいれんや出血症状(重症例)
症状が進むと、短期間で重篤な状態になることもあります。
◎人への感染について

- マダニに直接咬まれる
- SFTSウイルスに感染した動物の体液や血液に触れる といったことで感染する可能性があります。
特に、具合が悪い犬や猫の 口の中に手を入れる、吐しゃ物や血液に素手で触れる などは注意が必要です。
◎秋・冬もマダニに注意!
「マダニって春や夏のものじゃないの?」と思われがちですが、マダニは秋でも活発に活動しています。
気温が15℃以上ある間は、まだまだ油断はできません。最近の暖冬傾向により、真冬でも活動するマダニが観察されています。
◎飼い主さんにできる予防ポイント
- ペットにマダニ予防薬を続けましょう → 通年予防が基本です!→病院で購入(スポット剤や錠剤)
- 散歩や外遊びの後は体をチェック → 特に耳の裏・首回り・足のつけ根など→見つけても無理に取らずに病院に連絡
- 具合が悪そうな時は早めに病院へ → 無理に口を開けたり、体液に素手で触れないように
- 野生動物や野良動物との接触は避ける
◎最後に
SFTSはまだまだ新しい感染症で、正しく知っておくことがとても大切です。
予防薬は確実な効果と安全な使用のために、必ず動物病院でのご購入・ご使用ください。
「マダニ=虫さされ」ではなく人もペットも命に関わる感染症を媒介することがある、という意識を持ちましょう。
ご質問・ご不安なことがあれば、いつでも病院にご相談くださいね!



