ブログ

2025.03.22

マダニの危険性と予防の重要性

こんにちは。最近はお天気も良く、暖かくなってきたようで春の訪れを感じます。

春の陽気は、わんちゃん、ねこちゃん、人にとって過ごしやすいものですが、寄生虫にとっても良い季節なんです!

  

中でもマダニは重い病気をうつしてしまうことが知られており、注意が必要です!

皆さんは、マダニが犬や猫だけでなく、人にも危険を及ぼすことをご存じでしょうか?

マダニは、草むらや公園、山道などに身近なところにも生息しており、散歩中や外で遊んでいる間にペットさんの体に付着することがあります。

  

マダニが媒介する病気の中には、命に関わるものもあるため、しっかりと予防することが大切です。

 

マダニが媒介する危険な病気

  1. SFTS(重症熱性血小板減少症候群)

    SFTSウイルスを持つマダニに咬まれることで感染し、発熱、食欲不振、嘔吐などの症状を引き起こします。特に猫は重症化しやすく、人にも感染するため、注意が必要です。

  2. バベシア症
    犬の赤血球に寄生するバベシア原虫をマダニが媒介し、貧血や発熱、元気消失などを引き起こします。重症化すると命に関わるため、早期発見と治療が重要です。

 

マダニ対策は通年が必要!

「冬はマダニがいないから大丈夫」と思われる方もいますが、実は寒い季節でもマダニは活動しています。気温が低いと活動が鈍るものの、完全に消えるわけではありません。温暖化の影響もあり、一年中注意が必要です。

 

おすすめのマダニ予防方法

  • 動物用駆除薬の使用:滴下タイプ、錠剤など、さまざまな種類があります。ペットさんに合ったものを選び、定期的に(毎月1回)使用!
  • 散歩後のチェック:草むらに入った後は、毛の間や耳、足の付け根などにマダニが付いていないか確認!

マダニの大きさは、吸血前と吸血後で大きく変わります。

  • 吸血前:ゴマ粒ほどの大きさ(約1~3mm)
  • 吸血後:小豆ほどの大きさ(約5~10mm)

特に何日間も吸血した後は、体が膨らんで数倍の大きさになります!!

皮膚に咬みついているので見つけても無理に取らずに動物病院に相談してください。

 

マダニの被害を防ぐには、「通年の予防」が重要です。

大切なペットさんを守るために、しっかりと対策を行い、ステキなお散歩を楽しみましょう!