この病気はどんなもの?
大腿骨頭壊死(レッグ・ペルテス病)は、股関節の骨の一部(大腿骨頭)が壊死して変形し、痛みや歩行の異常を起こす病気です。
特にトイプードル、ヨークシャーテリア、チワワなどの小型犬に多く、発症は生後4~12カ月の若い時期にみられます。

飼い主様が気づきやすい症状
- 片足を浮かせて歩く
- 跛行(びっこをひくような歩き方)
- 散歩を嫌がる、遊びたがらない
- 股関節を触ると痛がる
「なんだか歩き方がおかしいな」と感じたら、早めに動物病院で相談することが大切です。
診断方法
レントゲン検査で大腿骨頭の変形や壊死を確認します。
早期発見ができれば、治療の選択肢も広がります。
治療について
- 保存療法:安静、鎮痛薬、リハビリなど
- 外科的治療:当院では大腿骨頭切除術を選択することが多いです(痛みの原因となる壊死した骨を取り除き、股関節の動きを改善します)
手術後は3~4日入院していただき、帰宅後はご自宅でのリハビリや生活環境の工夫が必要ですが、多くのわんちゃんが再び元気に歩けるようになります。
術後の生活とケア
- 体重管理で関節への負担を減らす
- サプリメント(関節ケア用)を併用することで回復をサポート
無理のない運動とリハビリを続けることが大切です。

最後に
「大腿骨頭壊死」は珍しい病気ですが、小型犬の飼い主様にとっては知っておいて損のない疾患です。
跛行や歩き方の異常に気づいたら、早めに動物病院へ。
早期発見・早期治療がわんちゃんの快適な生活につながります。



