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2025.12.08

小型犬に多い「大腿骨頭壊死(レッグ・ペルテス病)」について

この病気はどんなもの?

大腿骨頭壊死(レッグ・ペルテス病)は、股関節の骨の一部(大腿骨頭)が壊死して変形し、痛みや歩行の異常を起こす病気です。

特にトイプードル、ヨークシャーテリア、チワワなどの小型犬に多く、発症は生後4~12カ月の若い時期にみられます。

飼い主様が気づきやすい症状

  • 片足を浮かせて歩く
  • 跛行(びっこをひくような歩き方)
  • 散歩を嫌がる、遊びたがらない
  • 股関節を触ると痛がる

「なんだか歩き方がおかしいな」と感じたら、早めに動物病院で相談することが大切です。

 

診断方法

レントゲン検査で大腿骨頭の変形や壊死を確認します。

早期発見ができれば、治療の選択肢も広がります。

 

治療について

  • 保存療法:安静、鎮痛薬、リハビリなど
  • 外科的治療:当院では大腿骨頭切除術を選択することが多いです(痛みの原因となる壊死した骨を取り除き、股関節の動きを改善します)

手術後は3~4日入院していただき、帰宅後はご自宅でのリハビリや生活環境の工夫が必要ですが、多くのわんちゃんが再び元気に歩けるようになります。

 

術後の生活とケア

  • 体重管理で関節への負担を減らす
  • サプリメント(関節ケア用)を併用することで回復をサポート

無理のない運動とリハビリを続けることが大切です。

最後に

「大腿骨頭壊死」は珍しい病気ですが、小型犬の飼い主様にとっては知っておいて損のない疾患です。

跛行や歩き方の異常に気づいたら、早めに動物病院へ。

早期発見・早期治療がわんちゃんの快適な生活につながります。