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2026.03.26

緑内障ってなんだろう…目が緑になるの?

  犬の眼科疾患の中でも、特に注意が必要な病気の一つが「緑内障」です。

緑内障=目が緑になる病気ではありません。

緑内障は眼の中の圧力(眼圧)が上昇し、視神経にダメージを与える病気で、短期間で視覚を失う可能性があります。

 

初期の症状としては、目の充血、涙が多い、まぶしそうに目を細めるなどが見られることがあります。

また、進行すると角膜が白く濁ったり、目が大きく見えるようになることもあります。

ただし、犬は視力低下をうまく隠すことがあり、飼い主様が気づいた時にはすでに進行しているケースも少なくありません。

 

 

緑内障は「時間との勝負」と言われる病気です。

眼圧が高い状態が続くと視神経は徐々に障害され、視覚は回復できなくなります。

特に急性緑内障では、視力を保てる時間はおよそ48時間程度が目安とされており、この時間を過ぎると視覚の回復が難しくなる可能性があります。

そのため、「目が急に赤い」「目が白っぽい」「強く痛がる」「急に見えにくそうにしている」などの変化が見られた場合には、できるだけ早く診察を受けることがとても重要です。

 

治療には点眼薬や内服薬による眼圧コントロールのほか、状態によっては外科手術を行うこともあります

外科的治療では、眼圧を下げるための手術やインプラント手術などが検討されることがあり、症例によっては視力の維持や痛みの軽減につながる可能性があります。

 

 

緑内障は完全に治すことが難しい病気ですが、早期発見、適切な治療によって視力を守れる可能性が高まります。

また、反対側の目に発症することもあるため、定期的な眼科検査による経過観察も重要になります。

 

当院では眼圧測定や詳しい眼科検査を行い、緑内障に対する内科治療だけでなく外科手術にも対応しています

突然の目の痛みや充血、目の濁りなど、気になる症状が見られた場合には早めの受診をおすすめします。

大切な視力を守るためにも、日頃から愛犬の目の様子をよく観察してあげましょう。