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2025.09.28

フィラリア予防っていつまで??

 

皆さん、こんにちは。

ようやく朝夕には秋の訪れを感じられる季節となりました 。

突然ですが、今月のフィラリア予防薬は飲みましたか?忘れていませんか?

夏が終わり、涼しくなってくると「もう蚊もいないし、フィラリア予防薬はやめてもいいかな?」と思っていませんか?

 

今回はフィラリア予防薬の期間の重要性についてお話しをします!

 

なぜこの時期?

フィラリアといえば、春!のイメージがあると思いますが、実はこれからの時期がとても大切なのです。

皆さん、春になると狂犬病予防注射や健康診断で病院を訪れる事が多く、一緒にフィラリアの検査と予防薬をスタートされます。

その際、予防薬をまとめて購入される方、月に1回購入、2〜3個ずつ購入される方がいらっしゃいます。

毎月1回の投与は簡単のようで忘れがちです。途中購入に来られない方、夏が終わると忘れて途中で終わる方が非常に多いです

フィラリア予防薬は「最後まで」しっかり投与することがとても重要なんです!

 

犬フィラリア症とは?

 フィラリア症は、蚊を介して心臓や肺動脈に寄生する寄生虫(フィラリア)が起こす病気です。

 

 感染のメカリズム

犬のフィラリア(犬糸状虫症)は、感染した犬の血を吸った蚊が、別の犬を刺すことで感染が広がります。

蚊の体内で幼虫が感染幼虫に成長し、その犬の皮下に侵入。

犬の皮下で成長後、血管内に入り心臓や肺動脈に寄生して成虫となり、ミクロフィラリア(幼虫)を産み出すことで感染のサイクルが継続します。

 

フィラリア予防薬を飲み終える時期が大切な理由

1.フィラリア予防薬は「駆虫薬」

フィラリア予防薬は、すでに犬の体内に入ったフィラリアの幼虫を駆除するもの

「これから感染を防ぐ」のではなく、「1ヶ月前に感染した可能性のある幼虫を駆除する」薬

 

2.蚊がいなくなっても油断は禁物

 蚊の姿を見なくなっても、犬の体にはすでに幼虫が潜んでいる可能性がある

 投薬を怠ると、その幼虫が心臓や肺に到達して成虫になってしまうこともある

 蚊の活動が活発になる春から、蚊がいなくなって1ヶ月後まで続けることが大切

 

3.地域によって12月〜1月まで必要

 ⚫︎フィラリア予防薬は一般に4、5月から12月末ごろまでの投与が必要とされている

 ⚫︎地域によって蚊の発生時期が異なる

 近年は温暖化の影響で気温が上がり、蚊の生息期間が長くなっているため、フィラリア予防薬の投与期間も長くなってきています!

 

フィラリア予防薬を吐いてしまったら?

    フィラリア予防薬を投与後に犬が薬を吐き出してしまった場合、薬が十分に吸収できていない可能性があります。

    1.投与何分後に吐いたかを確認

    2.吐いた薬の状態を観察(丸ごと出た?溶けている?)

  3.単発か、何度も吐いているか

 4.動物病院に電話で相談

 

飼い主さんができること!

  • 毎年春に動物病院での血液検査(フィラリア検査)を受ける。
  • 獣医師の指導のもと、必ず毎月予防薬を与える
  • 最後の1回(蚊がいなくなった後の1ヶ月)を絶対に忘れずに!

 

ここ数年、フィラリア予防薬の通年投与という考え方が出始めています。

通年予防は1ヶ月に1回の投与を1年間!つまり通年続けるという予防方法です。

通年予防が推奨される理由には温暖化の進行、住宅環境の改善等の影響で蚊の活動期間が冬季まで延長していることが考えられます。

冬の期間も蚊が生存できないとは言い切れなくなってきているのです。

また、ノミマダニの駆虫も一緒にできる合剤(オールインワンタイプ)が増えてきたので

フィラリア予防薬を毎月きちんと与えることで、ペットの命を守ることができます。愛するペットが健康で元気に過ごすためにも、予防を怠らず、定期的に獣医師と相談して最適なケアを提供してあげましょう。

ペットの命を守るために、あなたの手から始まる予防が何より大切です。