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2026.07.13

角膜潰瘍とは?|犬の目の傷は放置してはいけません

「目をショボショボしている」

「涙が多い、止まらない」

「目が白く濁って見える」

このような症状がある場合、角膜潰瘍(かくまくかいよう)になっている可能性があります。

角膜潰瘍とは、目の表面(角膜)に傷ができた状態です。

浅い傷であれば点眼治療で治ることが多い病気ですが、傷が深くなると手術が必要になったり、視覚に影響したりすることがあります。

 

角膜潰瘍ではどんな症状が出るの?

角膜には多くの神経があるため、小さな傷でも強い痛みを感じます。

よく見られる症状は、

  • 目をショボショボする
  • 目を閉じていることが増える
  • 涙が多く出る
  • 気にして前足で目をこする
  • 白目が赤く充血する
  • 目が白く濁る

などです。

「少し傷がついただけ」と思っていても、犬にとっては非常に痛みの強い病気です。

 

軽い傷でも早めの治療が大切です

浅い角膜潰瘍は、点眼薬で改善することが多い病気です。

しかし、傷がある状態で目をこすったり、細菌感染が起こったりすると、急速に潰瘍が深くなってしまうことがあります。

そのため、早めに診断を受け、適切な治療を開始することが大切です。

 

深い角膜潰瘍は緊急手術が必要になることも

角膜の傷が深くなると、眼球に穴が開いてしまう危険があります(角膜穿孔)。

このような場合は点眼薬だけでは治らず、手術が必要になることがあります。

治療が遅れると視力が低下してしまう可能性もあるため、早期治療が重要です。

 

破れてしまった角膜(角膜穿孔)

 

早期発見・早期治療で良好な経過が期待できます

角膜潰瘍は、早い段階で治療を開始すれば、多くの症例で良好な経過が期待できます。

そのためには、

  • 正確に傷の深さを調べること
  • 適切な点眼薬を選ぶこと
  • 定期的に治り具合を確認すること

が大切です。

当院ではスリットランプ検査やフルオレセイン染色検査を行い、角膜の状態を詳しく評価したうえで治療方針をご提案しています。

 

まとめ

角膜潰瘍は、犬が目をショボショボする原因として非常に多い病気です。

放置すると傷が深くなり、手術が必要になることや視覚に影響することもあります。

目を細める、涙が増える、充血するなどの症状がみられたら、「様子を見る」のではなく、できるだけ早めに動物病院を受診しましょう。

次回は、角膜潰瘍の診断で欠かせない「フルオレセイン染色検査」について詳しくご紹介します。

 

 

 

ブルーム動物病院では、一般診療に加え、犬・猫の眼科診療に力を入れています。

福岡市早良区・西区・城南区を中心に、福岡市内および近隣地域から、ご来院いただいています。

白内障・緑内障・角膜疾患・ドライアイなど、犬・猫のさまざまな眼科疾患に対応しています。

このブログでは、飼い主様に分かりやすい情報発信を心掛け、犬・猫の眼の病気への理解を深めていただけるよう、さまざまなテーマをお届けしています。

「目が白い」「目やにが増えた」「目をショボショボする」「目が赤い」など、気になる症状がありましたら、お気軽にご相談ください。

ブルーム動物病院 院長・獣医師