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2026.07.13

フルオレセイン染色検査とは?|犬の目の傷を見つける大切な検査

「角膜潰瘍かもしれません。」

「フルオレセイン染色検査を行います。」

動物病院でこのように説明されたことはありませんか?

フルオレセイン染色検査は、角膜の傷を見つけるための基本的でとても重要な眼科検査です。

痛みはほとんどなく、短時間で行うことができます。

 

フルオレセイン染色検査とは?

フルオレセインは、鮮やかな黄緑色の色素です。

この色素を目に付けることで、角膜の表面にできた傷だけが緑色に染まります。

健康な角膜は染まりませんが、傷がある部分だけが染色されるため、肉眼では分かりにくい小さな傷も確認できます。

 

この検査って痛い?

特別痛くありません。検査では、少量のフルオレセインを目に付けるだけです。

通常は数分程度で終了し、多くの犬や猫で無理なく実施できます。

「目に色を付ける」と聞くと驚かれる飼い主さんもいらっしゃいますが、検査後は涙とともに自然に流れ落ちますので心配ありません。

 

この検査で分かること

フルオレセイン染色検査では、

  • 角膜潰瘍
  • 角膜びらん
  • 傷の大きさ
  • 傷の位置

などを確認できます。

また、治療中には傷が小さくなっているか、きちんと治癒しているかを評価するためにも重要な検査です。

ただし、傷の深さや感染の有無などは、この検査だけでは判断できません。

そのため、スリットランプ検査などと組み合わせて総合的に診断します。

 

正確な診断が適切な治療につながります

角膜潰瘍は、見た目だけでは軽症か重症かを判断できないことがあります。

当院ではフルオレセイン染色検査に加え、

  • スリットランプ検査
  • 涙液量検査(シルマーティア試験)
  • 眼圧測定

などを必要に応じて行い、原因や傷の状態を詳しく調べています。

その結果をもとに、それぞれの患者さんに最適な治療をご提案しています。

 

まとめ

フルオレセイン染色検査は、角膜潰瘍を診断するために欠かせない検査です。

短時間で行うことができ、犬や猫への負担も少ない検査ですが、治療方針を決めるうえで非常に多くの情報が得られます。

犬や猫が目をショボショボしていたり、涙が多かったり、目が白く濁って見える場合は、早めに眼科検査を受けることをおすすめします。

次回は、「犬の角膜潰瘍はどれくらいで治るの?」について、治療期間や経過観察のポイントを分かりやすくご紹介します。

 

 

 

ブルーム動物病院では、一般診療に加え、犬・猫の眼科診療に力を入れています。

福岡市早良区・西区・城南区を中心に、福岡市内および近隣地域から、ご来院いただいています。

白内障・緑内障・角膜疾患・ドライアイなど、犬・猫のさまざまな眼科疾患に対応しています。

このブログでは、飼い主様に分かりやすい情報発信を心掛け、犬・猫の眼の病気への理解を深めていただけるよう、さまざまなテーマをお届けしています。

「目が白い」「目やにが増えた」「目をショボショボする」「目が赤い」など、気になる症状がありましたら、お気軽にご相談ください。

ブルーム動物病院 院長・獣医師