こんにちは。6月になり梅雨の雰囲気が感じられますね。
暑かったり寒かったりで体調を崩しやすいので皆さんも体調管理にはご注意ください。
これはわんちゃん・ねこちゃんにおいても同じで、季節の変わり目に下痢になってしまうことも…
「うちの子が急に下痢をしたけれど、病院に連れて行った方がいいの?」
そんなお悩みをお持ちのご家族の方も多いのではないでしょうか。
この記事では、犬の下痢の主な原因や、自宅で様子を見るべきか受診すべきかの判断ポイントについてお話しします。
ねこちゃんでは、より脱水リスクが高いので早期の受診を推奨します。
犬の下痢の主な原因とは?
犬の下痢にはさまざまな原因があります。以下はその例です。
1.食べ過ぎ・急な食事変更
突然新しいフードに切り替えたり、脂っこい食べ物を与えたりすると、腸内環境が乱れて下痢を引き起こすことがあります。
2.ストレス
引っ越しや旅行、家族構成の変化など環境の変化が原因で、一時的に下痢になることがあります。
3.感染症(ウイルス・細菌・寄生虫)
パルボウイルスや回虫、ジアルジアなどによる感染性の下痢は、子犬や高齢犬に特に注意が必要です。
4.アレルギーや消化器疾患
食物アレルギーや炎症性腸疾患(IBD)、腫瘍などが原因の慢性的な下痢もあります。
受診の目安:こんな症状があれば動物病院へ
犬の下痢があっても、元気や食欲がある場合は、その日は様子を見るのも一つの選択肢でしょう。
しかし、次のような症状がある場合は早めの受診をおすすめします。
・血便や黒っぽい便(タール便)
・元気がない、ぐったりしている
・食欲がない・水も飲まない
・嘔吐を伴う
・子犬・シニア犬の下痢
・数日続く慢性的な下痢
早期に治療を開始することで、回復が早くなり、重症化を防ぐことができます。
ご自宅で様子を見る場合には安静にしていただくのですが、市販薬や人間用の薬は使用せず、不安な場合は病院に連絡をしてくださいね。
まとめ:犬の下痢は軽く見ず、早めのご相談を
犬の下痢は比較的よくある症状ですが、放置すると重篤な病気が隠れていることもあります。
「ちょっと変かも」と感じたら、早めに動物病院にご相談ください。
当院では、犬の下痢の原因・重症度を正確に判断し適切な治療をご提案できるように努めています。
来院時に、便のお写真や便自体をお持ちいただければ診断の助けとなることも多いですので、可能であればお願いいたします。
公式LINEに写真を送っていただくことでも大丈夫です。
お気軽にご相談ください。